【元文春エース記者 竜太郎が見た!】松居一代・船越英一郎の離婚騒動 「彼女が豹変した」私だけが知っている全舞台裏

松居一代

 「私はこれからここで、船越英一郎の裏の顔、本当のヤツの顔をここでお話しします」

 7月5日未明に投稿された松居一代(60)の告発動画は、まさにホラーだった。黒い衣装に夜叉のごとき形相。バツイチ、子持ち、年上の彼女が2001年に再婚し、芸能界一のオシドリ夫婦として有名になったが、彼女こそ家族愛をうたう美談の人ではなかったか。

 「中村さんは元週刊文春ですよね。私の家の前にずーっと、1年以上車が張り込んでいるんだけど、あれは文春?」。昨年11月、女性誌「女性セブン」で離婚危機が報じられた際、自らの口で説明したいと松居は「バイキング」(フジテレビ)に出演した。

 私も偶然共演し、生放送中にそう聞かれた。「いやいや、ずっと張り込む余力はないと思います」と言下に否定すると、「あらそう。じゃあ他の週刊誌かしら。けど絶対におかしいのよ」。

 別居説については「主人の仕事部屋を近くに借りているの。別居じゃなくて別宅」と主張。さらに「これまで週刊誌に離婚、離婚と書かれたけど全部嘘! 皆さんマスコミのデタラメな情報を信じちゃダメよ」と語り、夫婦円満だと胸を張った。スタジオは彼女の態度、強い口調にのみ込まれ、「本人がそう言うんだから、そうなんだろう」という空気になった。

 夫婦が離婚調停に入ったことを報じた週刊文春によると、15年11月に船越から松居に離婚したいと伝えたという。以来、関係は修復できないまま今回の騒動へ発展。

 だとすれば、番組での松居は見事な名演技だ。CMの合間、彼女は「文春はタブーはないんですか」と私に尋ねた。「まったくないとは言えませんが、圧力に屈せず戦える雑誌ではあります」、そう答えると彼女は笑顔で大きくうなずいた。終始気さくな彼女に、私は好印象を持ったのである。

 しかしその半年後、その文春に「だまされた」と編集部に抗議に来た松居。そのライブ映像が一発目の投稿動画なのだが、「そもそも松居が船越の愛人ネタをたれ込んできて、ウラ取りをすると確証のない話も多かった。そこで船越側の言い分も聞いて記事にしたのですが、自分が絶対正しいという彼女は、不満を爆発させ、豹変したんです」(文春関係者)。

 お茶の間で人気だった松居一代はいったいどこへいってしまったのか。

 ■中村竜太郎(なかむら・りゅうたろう) ジャーナリスト。1964年1月19日生まれ。大学卒業後、会社員を経て、95年から文藝春秋「週刊文春」編集部で勤務。NHKプロデューサーの巨額横領事件やASKAの薬物疑惑など数多くのスクープを飛ばし、「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」の大賞受賞は3回と歴代最多。2014年末に独立。16年に『スクープ! 週刊文春エース記者の取材メモ』を出版。