【元文春エース記者 竜太郎が見た!】炎上お騒がせタレントで生き残り?上西議員、目指すは“女・杉村太蔵”か

報道陣に囲まれているときの表情が巧みだ

 「くたばれレッズ!」

 7月22日、自身のツイッターでこんな暴言を吐いたのは上西小百合衆院議員(34)=無所属。Jリーグ・浦和レッズのファンの男性2人が上西事務所に来たことを告げ、「浦和レッズ関係者がこれを黙認するのならば私にも考えがあります」とサポーターを批判。続けて冒頭の挑発をするのだが、もはや両者は戦争状態。「なんでこんなのが議員なんだ」とネットも炎上している。

 騒動の発端は、7月15日、浦和とドルトムントの国際親善試合で浦和が逆転負けした後に、上西氏が「浦和酷い負けかた。親善試合は遊びなのかな」とツイートしたこと。それに怒ったサッカーファンからコメントが殺到するや“上から目線”の上西氏は、「サッカーの応援しているだけのくせに、なんかやった気になってるのムカつく。他人に自分の人生乗っけてんじゃねえよ」と言い放った。

 「議員事務所に殺害予告ともとれるファクスやメールが届いたとして、19日、上西氏は衆議院議員第一会館で会見しました。麹町署に被害相談をしているという報告でしたが、記者からツイッター上の言葉使いを指摘されると、『ツイートの口の悪さは今に始まったことではないので、あんなもんかなと思うんですが』と主張。さらに、次回選挙の出馬宣言をし、『選挙というものは勝つために出るもの。その時に一番当選する確率が高く、私の信条に似た政党から出馬をしたいなと思っています』と自信たっぷり。会見でも、自分が目立っていることがうれしい、そんな表情が見えました」(政治部記者)

 維新の風が吹いた2012年に初当選(日本維新の会、比例近畿ブロック復活当選)した上西氏は、15年、国会を休んで男性秘書と温泉旅行していたことを「週刊文春」にすっぱぬかれ有名に。それがもとで維新の党を除名されたが、悪名は無名に勝るとばかりに、メディアの露出はエスカレートしている。

 「目指すは女・杉村太蔵。当選後『念願のBMWが買える』と言い、たたかれた杉村も、数々の騒動のおかげで全国区の知名度を得、いまやタレントとして大成功。上西はそれにならい、落選したとしても、お騒がせタレントとして生き残っていくつもりなのでしょう」(同前)

 ■中村竜太郎(なかむら・りゅうたろう) ジャーナリスト。1964年1月19日生まれ。大学卒業後、会社員を経て、95年から文藝春秋「週刊文春」編集部で勤務。NHKプロデューサーの巨額横領事件やASKAの薬物疑惑など数多くのスクープを飛ばし、「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」の大賞受賞は3回と歴代最多。2014年末に独立。16年に『スクープ! 週刊文春エース記者の取材メモ』を出版。