【人たらしの極意】底抜けに明るい!世持桜、残暑吹き飛ばす沖縄の女性唄者

石垣島出身の若手歌手、世持桜

 沖縄出身の歌手って、やっぱり底抜けに明るいなあ、と熱唱に残暑が吹っ飛んだ。

 石垣島出身の若手歌手、世持桜(よもち・さくら)が過日、東京・新橋5丁目の島酒場・平良(たいら)商店で小さなライブを開いた。私のモッツ出版があるビルの1階にあるこの店、前からひいきにしているが、小柄な桜が三線(さんしん)を手に歌うと、ひときわ盛り上がる。

 「♪がんばれよ…」と、石垣島出身の大先輩BEGINの「がんばれ節」をカバーする明るい姿に、オリオンビールがぐいぐい進む。

 「私って5人兄弟の長女なの。弟と妹がライブに参加することもあるんです」と桜。沖縄で5人兄弟と聞き、フィンガー5を思い出すが、桜は14歳で八重山古典民謡保存会師範・横目博二氏に師事した筋金入りの女性唄者(うたしゃ)だ。民謡で数々の賞に輝き、力強くも澄んだ沖縄ポップスで、最近は都内のライブに進出しているそうだ。

 古謝美佐子の持ち歌で、夏川りみもヒットさせた「童神(わらびがみ)」は、子を思う親の小道がシミジミ響く。

 「八重山にも冬が来るんですよ」と言うが、寒くても「14度」と聞き、客の顔がほころんだ。頃合いを見て、「さあ、みなさんコメのごはんを島焼酎のアテにしましょうね」と、沖縄名物の炊き込みご飯ジューシーのおにぎりが配られ、会場が南の空気に包まれた。

 とにかく、「乾杯!」の連続で私が飲み干したビールのジョッキは10杯。若いのに盛り上げ上手の桜。10月22日午後7時から東京・南青山のMANDARAで初のワンマンライブを開く。 (出版プロデューサー)

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