【アイドルSEXY列伝】工藤夕貴、実力も伴った「後付け2世タレント」 下着姿、雨濡れのブラ透け…強烈だった演技

工藤夕貴

 またまた芸能人の覚醒剤使用で逮捕者が。

 さらに容疑者が二世タレントだったことで親の責任が問われ、涙の謝罪会見という昨今のお約束の展開になっています。

 個人的には、本人が成人しているのであれば罪は自身が負うことであり、親は関係なしだと思います。

 ただし、親の力、名声を芸能界で使っている部分が少しでもあれば、芸能界の先輩、監督責任者としての謝罪は致し方なしとも思うのです。

 二世タレントは甘やかされていると世間からは言われます。さほど苦労もせずに芸能界での地位を約束されたのだと。

 ただ、今の芸能界で親の七光りがパワーを発揮するのは、業界入りのキッカケ、デビュー当時だけです。やはり、実力がないタレントは自然淘汰されて、いずれ消えていく世界なのです。

 われらアラフィフ世代が二世タレントとして最初に認識したアイドルといえば、工藤夕貴様ではないでしょうか。

 印象に残っているのが、ハウス食品『303』CM「お湯をかける少女」。セーラー服姿の彼女が、ヤカンを持って駆けてくるシュールなCMでした。

 斉藤由貴様などに代表される狸顔アイドル全盛のなか、和風のスッキリした顔が魅力的でした。

 ただ、当時は『あゝ上野駅』の井沢八郎氏の娘ということをウリにしていなかったはず。その後、世間に認知されたときも我々の世代は全くピンときませんでした。

 同曲は1964年のヒット曲であり「井沢八郎って誰?」という感覚。芸能界でも珍しい後付け2世タレントだったのです。

 むしろ84年の『逆噴射家族』(石井聰亙監督)、85年の『台風クラブ』(相米慎二監督)の演技が秀逸でした。特に『台風~』は強烈で。

 ヒロインが中学3年生の設定で下着姿、雨濡れのブラ透け、布団のなかにもぐり込んでの自慰シーンなど、今では制作できない内容かもしれません。その後、日本だけなくハリウッドに進出した夕貴様。

 『ピクチャーブライド』(95年米国)、『ヒマラヤ杉に降る雪』(99年米国)で主演。現在も国内外作品を問わない演技派女優に。やはり芸能界は実力勝負の世界なのです。(永瀬白虎)