【アイドルSEXY列伝】“脱ぎ”求められる女優、横須賀よしみ スキャンダル写真が大きな転機に

横須賀よしみ

 小室哲哉氏の不倫疑惑報道から、急転直下の引退宣言は衝撃でした。

 なにも引退しなくてもと…。昨今の不倫報道ブームは、ここまできてしまったかという感覚。

 なんであれ、ひとつの才能を葬ってしまったことに怖さを感じるのです。

 昔とは違い、芸能人のスキャンダル報道というのは、実は誰も得をしません。本人も事務所も関係者もただ困惑し、事態収拾に奔走し、疲弊するだけ。

 掲載媒体の部数が伸びるといわれていますが、現実的にはそれほどの収益になりません。

 昨今の出版不況、即日ネット&ワイドショーで世間に話題が拡散してしまう現状から、部数増、広告収益にはつながらない時代なのです。

 28年前に、男性週刊誌の記者からライター修業を始めましたので、この手のスキャンダルには何度か手を染めてきました。

 あの当時は電車内の中吊り広告に自分の抜いた記事がドカンと出ると誇らしさも感じていました。編集部から原稿料とは別に金一封が出たりも。

 ただ、ある時期から「1本の記事が良くも悪くも人の人生を変える」と思うようになったのです。

 で、その手のネタからは一切手を引きました。

 1枚のスキャンダル写真で大きく人生を変えたタレントといえば、横須賀よしみ様(旧芸名・横須賀昌美)でしょう。

 1980年、資生堂キャンペーンガールとなり、複数の大手企業CMにも出演。モデル系アイドルの先駆者という存在です。

 しかし、84年に恋人とのスキャンダル写真が掲載され、全CM降板、所属事務所とは契約解除に。

 その後、Vシネマの女王と呼ばれる存在になりますが常に“脱ぎ”が求められる女優でした。

 よしみ様と知り合いになったのは98年ごろだったと思います。

 新宿で、キャストが舞台女優と、女性ダイバー限定(つまり長期に休みが必要)という店で雇われママをしていた時代。

 容姿だけでなく、性格もすてきな女性でした。

 世間からすれば、スキャンダルを起こした芸能人は“ソウイウヒト”という認識でしょう。しかし、実際に本人を知ると世間の認識とは大きく違うことが多いのです。

 もし、1枚の写真が世に出なかったら…。そんなことを考える転機になった女優です。(永瀬白虎)