【Yes!高須のこれはNo!だぜ】拍手送りたかった小室哲哉さんの引退会見「よくぞ包み隠さず言った!」

小室さんの今後の去就に注目したいね

 音楽プロデューサー、小室哲哉さんが週刊文春での不倫疑惑報道を受けて、音楽活動からの引退を宣言したあの会見は立派だったね。妻の介護の過酷さを明かして、女性看護師との肉体関係は「普通の男性としての能力というものがない」とカミングアウトして否定。「よくぞ包み隠さず言った!」と拍手を送りたかったよ。

 小室さんの会見で、世間の流れは確実に変わった。小室さんよりも週刊文春の報道姿勢に批判の矛先が向けられた。これは小室さんに対する同情もあるのだろうが、有名人のスキャンダル暴きを楽しむ風潮が沈静化したということじゃないのかな。

 小室さんのあの会見は、これまで週刊誌でのスキャンダル報道で釈明会見を開いていた人たちが炎上する様子を見てきたからこそできたかもしれないという、うがった見方もできちゃうんだけどね。ただ、引き際をいつにするのかは以前から考えていたそうだから、引退するきっかけになったということだろう。

 炎上する立場になった週刊誌が不倫ネタをやめるかというと、それは考えづらい。彼らにとって有名人のスキャンダルは雑誌の売り上げを伸ばす貴重なコンテンツだから、今も必死に取材を続けているはずだよ。スキャンダル報道対策として、これから有名人御用達の「炎上案件鎮火コンサルタント」なんていうのが登場してくると面白いんだけど、誰かやってみない?

 一方、炎上どころじゃなかったのが、米ハリウッドの大物映画プロデューサーだったハーベイ・ワインスタインさんだ。昨年に女優やモデルに告発され、約30年間にわたってセクハラを繰り返していたことが発覚。映画界を追放されてしまった。さすがにこの人は、鎮火コンサルタントがどんなに頑張ってもかばいきれないね。

 話を小室さんに戻すと、ボクとしては別に音楽業界に残ってもよかったのではないかと思っている。仮に少し期間を空けて音楽界に復帰するとしても、彼を批判する声はそれほど多くないんじゃないかな。

 もしかしたら、今年9月で引退する歌手の安室奈美恵さんと何年か後になって再びコンビを組んで新曲発表、なんてのもあるかもしれない。安室さんに関しては、復帰せずに引退したまま伝説になってほしいという思いも個人的にはあるんだけどね。

 ■高須克弥(たかす・かつや) 美容外科医で医学博士。美容外科「高須クリニック」院長。愛知県出身。日本に「脂肪吸引手術」を普及させた先駆者で、「Yes、高須クリニック」のCMフレーズでもおなじみ。芸能界、財界、政界と幅広い人脈を持つ。著書多数、最新刊は「ダーリンは71歳 高須帝国より愛をこめて」(小学館)。