【泉谷しげるの毒舌コラム オレに言わせろ!】「政治介入」…すごくお寒い平昌五輪 “南北統一”うたうなら一番強い競技を「合同」に

美女軍団っていうのも何だかな(ロイター)

 平昌オリンピックで日々熱戦が繰り広げられているが、世界的大寒波に襲われながらだから、記録を出すのも相当に大変だろう。

 オイラは寒いの苦手なモンで冬季オリンピックはあまり見ないンだが、今回は高度な「政治介入」オリンピックだからね。何かあるンではないかとみているが、北の美女軍団の同行ばかり追ってる映像は何だありゃ。

 あまり注目されていない競技をテコ入れするため、韓国は北朝鮮と合同でチーム強化をはかったが、本当に“南北統一”をうたうならイチバン強い競技を「合同」にするべきではないのかと思っちまったぜ。

 今やオリンピックとはいえど、政治介入せざる時代なのか。だが、考えてみりゃ、今までもオリンピックは政治介入されてるからな。

 面白いテレビ番組を見た。あらゆることの「想定外」を特集してたンだが、イチバン面白かったのは1964年の「東京オリンピック」開催中の想定外エピソードだ。

 開会式はハデだったが競技が始まると国立競技場は観客もまばらで、こりゃ絵ヅラが悪いとばかり各学校に動員をかけたのである。したがって観客席は学生服一色に。

 オイラも16歳のころを思い出してみたがさ、先に競技を見てきた学友にオリンピックの感想を聞いたら、「クソ面白くない」の一言だったので驚いた! つまり外国選手の顔も名前も知らず、実況解説もないから、遠くで行われているルールのわからない競技にあくびしながら拍手してたらしいのだ。

 それで泉谷少年は、強制動員を回避するために仮病ズル休みを決め込んだのさ。オリンピックはテレビで見たほうがワカリヤスイかも…。

 おっと、ライブ好きのオイラがこんなコト書いてはマズイ。なンとか応援しないとな~とはいえ大変であろうことも伝えンとな。

 ましてや寒いときに、山の上での競技を観戦するのは、かなりの“苦行”なのだから、具合悪くなった人が続出なンてことにならないようにしてもらいたいもンだな。

 温暖化の影響で世界の気象状況はますます厳しさを増してる中、2020年の東京オリンピックは「夏」だからね。年々暑さが進行してる夏盛りの開催となると、こりゃかなりの強制労働…、ならぬ「動員」を覚悟しなきゃならンかも。

 もう強制動員はヤメにして、仮想(みなし)動員にしたらどうか。

 とは、また余計なことを書いてしまった…。

 ■泉谷しげる(いずみや・しげる) シンガー・ソングライター、俳優。1948年5月11日、東京都生まれ。71年、ライヴアルバム『泉谷しげる登場』でデビューし、72年には代表作『春夏秋冬』を発表。70年代後半からは俳優としても活動を始める。

 69(ロック)歳を記念して過去の楽曲を収録したCD9枚と完全新作CDの10枚組アルバム『泉谷しげるの新世界「アート オブ ライブ」』が発売中だ。

 3月4日に日本武道館で開催される「オールナイトニッポン50周年記念 あの素晴らしい歌をもう一度コンサート」に出演する。