【泉谷しげるの毒舌コラム オレに言わせろ!】フィギュア・羽生、将棋・藤井六段…若者の台頭続々 負けてらんねーぜ

ほんとにすごい男だよ

 平昌五輪で、男子フィギュアスケートが「金」「銀」メダル獲得だから、盛り上がったのナンの。

 羽生結弦(23)のショートプログラムをテレビで見たが、スピーディーな演技と息をのむ美しさにはもう驚愕! フィギュアのフの字も分からないオイラごときをクギづけにさせたンだからタマランな。

 翌日のフリーでは危ないところもあったが「転んでたまるか」とばかり、自身と必死に闘う勇者の姿があった。

 演技が終わっての「叫び」はまさしく自身への叫びであり、自分に勝てた雄たけびだったのだろう。自分に勝つのは本当にタイヘンだ。

 ムカシ話だが、人気に溺れ、酒と女に溺れ、賭けごとやクスリに溺れ、自分に負けていった同時代もんを何人見てきたことか。男どもはアウトロー映画の主役に自分を重ね、自滅していく男の物語に酔っていたンだな。

 オイラ自身「健康」に逆らうことが、自分らしく(?)カッコイイと思ってったのだから、今じゃ考えられンわい。

 今どきの若いもんはスゴイことをしても、どこか平然としてて、必要以上に「勝った勝った」とはしゃがないところもまたスバラシイ。

 将棋の世界でも、名人が少年に負けてしまった。明らかに先の世代を脅かす若いもんが日々台頭してきてるのは悔しいが喜ばしいことなのだ。

 だからってコチトラ世代、自分に負けるワケにはいかん、かかってきやがれだ。

 で、今年のゴールデンウイークの話だが、オイラは“お城勤め”(?)をすることになったぞ。

 茨城県常総市の『豊田城』(常総市地域交流センター)を借りきり、9日間のアート展とその間の1日だが、お城で全力ライブコンサートもヤれることに。

 3年前、関東・東北豪雨により多大な被害を受けた常総市。その数日後に、さだまさしに誘われて緊急お見舞いライブをやったんだが、帰りぎわに「また来るからな」なんて約束しちまったもンで。3年もたってしまったが、行けることになってよかったよ。

 オイラは、ここの食材は日本イチだと思っている。なので、食材豊富なここを知らないなんて「人生損するゾ!」とばかりオイラが音頭を取って、地域活性イベントをやることになったので、『がんばっぺ常総フェスティバル2018』の開催を宣言しとくか!

 まだまだ負けられねェぞ、任せなさい。

 ■泉谷しげる(いずみや・しげる) シンガー・ソングライター、俳優。1948年5月11日、東京都生まれ。71年、ライヴアルバム『泉谷しげる登場』でデビューし、72年には代表作『春夏秋冬』を発表。70年代後半からは俳優としても活動を始める。

 69(ロック)歳を記念して過去の楽曲を収録したCD9枚と完全新作CDの10枚組アルバム『泉谷しげるの新世界「アート オブ ライブ」』が発売中だ。

 3月4日に日本武道館で開催される「オールナイトニッポン50周年記念 あの素晴らしい歌をもう一度コンサート」に出演する。