【泉谷しげるの毒舌コラム オレに言わせろ!】大杉漣の死、認めねえ 名医なら「興奮しながら、リラックスしよう」ぐらいのこと言えっ

簡単には受け入れられないゾ

 長い付き合いだった大杉漣が、突然のように急死した。しかし、オイラはいまだに受け入れる気はないし、これからも彼の“死”を認めようとはしないな、きっと。

 タレントに名医がアドバイスするテレビ番組に出演したンだが、共演者にオイラと同じく(?)医者ぎらいが何人かいたので、居並ぶ名医たちとの対決姿勢がまる出しとなったのだ。

 その回は「血圧」がテーマで、オイラも久しぶりに血圧測帯を半日付けての実験に協力したんだが、何分かおきに血圧測帯が腕を絞めてくるもんだから、「イテテ」を連発。オイラを怒らせて血圧をあげようという魂胆だ。

 オイラはこう見えても脈拍は超正常。ナニかと神経質になって、カラダに気を使うタイプでないし、暴れたいときは暴れるのさ。

 医者がよくいう「なるべく興奮しないで、食べて、よく寝て、リラックス」ばかりしていたら、オリンピックで闘えないだろが! 生きることは闘いなンだし、興奮しないものにナンの楽しみがあるのか。名医なら「興奮しながら、リラックスしよう」ぐらいのこと言えってンだ。

 しかし、オイラ世代は好き勝手に生きることを良しとし、バカと無理をやってポックリいっても「本望だ」と思ってるヤツが多い。だが、名医に言わせれば“突然死”のタイミングを狙うことはできないんだとさ。

 誰にも迷惑かけないで突然逝くことは、いくら本人は良くても周りに悲しみを残すことになるといわれて、その時だけシュンとしてしまったが、それ以外は皆、結構名医にかみついていたので、なンか楽しかったゾ。

 そして平昌オリンピックが終わった。冬季五輪は苦手だったハズなンだが今回は見てしまった。

 テレビ見ていて感じたのは、寒いほうが女性たちがキレイに見えるってぇこと。日本のアスリートも、腕前だけでなく世界に引けをとらない美人選手が多くなってたのが何よりのレベルアップだナ。冬競技の体力消耗はハンパないだろうに、男子以上に女子の活躍が目立った。

 それにしても、競技をライブで見るのはシンドイ。パシュート決勝での息づまるデッドヒートにゃ、どんだけ血圧上がったことやら。勝ったからイイようなものの疲れた。以降、勝負の結果が分かった上で見ることにした。

 日本チームは冬季五輪史上、最多のメダルを獲得した。スゴイ!! 寒さも忘れてしまった。

 ■泉谷しげる(いずみや・しげる) シンガー・ソングライター、俳優。1948年5月11日、東京都生まれ。71年、ライヴアルバム『泉谷しげる登場』でデビューし、72年には代表作『春夏秋冬』を発表。70年代後半からは俳優としても活動を始める。

 3月4日に日本武道館で開催される「オールナイトニッポン50周年記念 あの素晴らしい歌をもう一度コンサート」に出演する。