芸能界の給付金残酷物語 まだコロナ禍なのに…「いつまでもらうつもりですか」横柄な職員

特別定額給付金の申請時には多くの人が窓口に殺到した(本文と写真は関係ありません)

 コロナ禍が経済に多大な影響を及ぼした今年、芸能界でも倒産や生活保護を受給する事態が増えている。そんな中、さまざまな給付金制度をめぐり、申請を受け付ける窓口ではトラブルも多発しているという。

 静岡県内のある市役所の福祉課の職員が不適切な言動をしたとして、芸能系の自営業者を激高させた事案が、SNSで炎上したケースも。

 コロナ禍をめぐって、住居確保給付金の申請に訪れた芸能系の自営業者Xさんに、窓口の年配の職員は「いつまで給付金をもらうつもりですか」と言い放ったという。

 さらにこうも続けた。

 「行政では支援をいつまでもできないので、仕事を変えないんですか。今の仕事はいつやめるんですか」

 このときのことを、Xさんは振り返る。

 「『そもそも、この給付金はコロナ禍の影響があるからくださるものですよね。ということは、この給付金がなくなる、イコールコロナ禍の影響がなくなったということになりますよね。そしたら、仕事ができて、収入が入るから給付金ももらわなくて済むんじゃないんですか』と言っても、その職員はポカンとしてました。この事態がよくわかっていないんでしょうね。税金から給料をもらっている公務員には、仕事がしたくても自粛を求められている現状も理解できないようです」と怒り心頭だ。

 そして、こう付け加えた。「見るかぎり、最近になって窓口を担当するようになった方でした。自分が支払う側だからでしょうか、何だか随分と横柄でした」

 同様の事案は、大阪府の某市役所の福祉事務所でも発生した。芸能プロダクションが倒産し、生活保護受給者になったYさんはこう語る。

 「『財源は無限じゃないんだから、早く就職してください。生活保護を打ち切るよ。いつまでも税金で養われると思ったら大間違い。税金泥棒を卒業して働きましょう』と威圧されましたが、コロナ禍で求人は激減して当惑しています。生活費のためにパソコンを処分してしまったので文化庁の助成金の申請もできなかったんです」と切実な事態を訴える。

 この状況はいつまで続くのか。厳しい年の瀬を迎えている。