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三浦祐太朗に求めたい強かさ 母・百恵さんの名曲カバーでさらなる飛躍を (2/2ページ)

 記事は読者からの評判も高く、いま読み返しても自信作といえる。しかし後日、シングル発表会見があったときに、私は理不尽な取材拒否を受けた。レコード会社広報も「記事内容は素晴らしかったんですけど」と口を濁したが、あとで聞くと、業界実力者が「タイトルに母・山口百恵と冠してあるのはどうか」と漏らしたのを周囲が過剰反応したせいだという。

 あらためて言うが、異常だ。本人が嫌がったという話は聞かなかったし、百恵さんの長男なのは事実なのだから、“忖度連中”が甘やかし過ぎなのではないか。

 大物スターの二世だけで通用するほどアーティストの世界は甘くない。結局最後は、本人の歌がファンを魅了するのだ。だから祐太朗には、七光りと呼ばれようともそれを利用する強かさを持ってほしいし、次回作で、さらなる飛躍をしてほしい。

 ■中村竜太郎(なかむら・りゅうたろう) ジャーナリスト。1964年1月19日生まれ。大学卒業後、会社員を経て、95年から文藝春秋「週刊文春」編集部で勤務。NHKプロデューサーの巨額横領事件やASKAの薬物疑惑など数多くのスクープを飛ばし、「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」の大賞受賞は3回と歴代最多。2014年末に独立。16年に『スクープ! 週刊文春エース記者の取材メモ』を出版。

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