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【知って得する名画トリビア】イギリスでは酷評も…「小さな恋のメロディ」日本で大ヒットのワケ (1/2ページ)

★洋画編(2)

 〈あらすじ〉

 舞台はロンドンのある公立学校。そこでは教師と、その教え方に不満を持つ生徒たちがいつも対立を繰り返していた。気の弱い11歳のダニエル少年(マーク・レスター)は、知り合ったメロディ(トレイシー・ハイド)と意気投合、なんでも悩みを打ち明ける仲に。やがてそれは密かな恋心と事件に発展するが…。

 ◇

 1971年、イギリス映画。ワリス・フセイン監督。主演=マーク・レスター、トレイシー・ハイド。

 ダニエルがトロッコで去ってゆくラストシーン。この時、マーク・レスターは別の映画の撮影で参加できず、仕方なく体形がソックリの代役を探し、コーネリアスという少年を使ったという。

 本家イギリスでは公開時、評判は散々だった。ついで公開されたアメリカでも当初のタイトル「Melody」では恋愛映画と分からないと批判され、「S・W・A・L・K」(Seald With A Loving Kiss)に変更しようということに。

 しかし、さらに分からないということで結局、「Melody」に戻ったという経緯がある。そんな苦労にもかかわらずヒットしなかった。

 だが、日本ではせつなさそうなタイトルが受けたのか、マーク・レスターのかわいさ人気のためか、予想外の大ヒット。ワリス・フセイン監督がようやく面目を保ったというのは皮肉な話だ。

 ダニエルの友人で爆弾マニアの少年が登場する。爆弾テロが横行する現代だったらとても公開できなかっただろう。

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