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あさま山荘事件はなぜ起きたのか?金大中拉致誘拐事件の裏にあった妻の愛とは?昭和2大事件の真相に迫る (1/2ページ)

 1973年、韓国の大統領候補、金大中氏が日本国内で拉致された「金大中拉致事件」。72年、連合赤軍により引き起こされ日本国中が固唾をのんでその結末を見守った「あさま山荘事件」。昭和の日本を震え上がらせたこの2つの事件を貴重な証言や当時のVTR映像などとともに振り返るドキュメントスペシャル「真相!昭和の事件史」(テレビ朝日系)が27日午後6時57分から放送される。

■金大中拉致事件

 73年8月、当時軍事政権下で独裁政治の中心となっていた朴正煕大統領と対立、民主化を進めようとしていた金氏が、東京のホテルで白昼堂々何者かに襲われ姿を消した。のちに第15代大韓民国大統領となり、ノーベル平和賞も受賞する要人の拉致・誘拐事件に日本の警察も全力をあげ捜索したが、結局救出することはできず、大掛かりな組織犯罪と判明しながらも、なぜか事件は政治決着となった。犯人はいまだ逮捕されていないミステリアスな事件だ。

 謎の多いこの事件の真相について、事件発生から現在まで追い続ける日本人ジャーナリストがいる。元毎日新聞記者の古野喜政氏だ。今回、事件がうやむやなまま、忘れさられようとしている点や、当時の捜査方法に多くの疑問が残る点などを世間に訴えたいという思いから、44年前に足で稼いだ取材ノートをテレビで初公開。事件発生前後の金氏の妻、李姫鎬さんの献身的な働きを明らかにする。

 時の独裁政権にうとまれ、命の危機を感じながら夫を支え続けた妻。そこには日本のメディアが報道した事件の概要だけでは見えてこなかった、驚きと感動の真実があった。

■あさま山荘事件

 60年代、日本では学生運動が活発化していた。71年11月14日には「沖縄返還協定」の反対を掲げた過激派組織が渋谷駅周辺で暴動を起こし、21歳の機動隊員が命を落とした。警察は犯人グループを逮捕したが、主犯格の1人、当時大学生だった大坂正明容疑者(67)だけは取り逃してしまい、以降46年間、彼を追い続けることになる。

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