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【ぴいぷる】老いとは無縁!永遠の青年に鳴り響く風間杜夫の芸道行進曲 挑戦止めない68歳 (1/3ページ)

 映画、演劇、テレビドラマばかりでなく落語にもチャレンジして、役者として多彩な活躍を続けている。もうすぐ古希を迎えるが、どうも「老い」という言葉はそぐわないようだ。

 「芸歴は長いんですよ。8歳のとき、児童劇団に入り、片岡千恵蔵が七変化する東映映画『地獄の底までつき合うぜ』や、子供に絶大な人気があった『月光仮面』、それに『新吾十番勝負』『大江戸の侠児』といった時代劇によく出てましたね。引っ込み思案だったけど、撮影の現場にいると不思議とそうじゃなくなるんです」

 中学のとき、大人の俳優になるんだったら子役から離れたほうがいい、と先輩俳優のアドバイスもあって、一時芸能活動から離れた。

 その期間をさしひいても、芸能生活は55年を数える。役者としての転機は、劇作家で演出家、つかこうへい氏との出会いである。

 「劇団に入って初めて稽古場にいったとき、つかさんに言われました。『お前は今までどこで芝居やってたんだ。お前の芝居にはアカがついてるから、俺のところでアカを落とせ』と。僕の中の“人間”を見抜いてたんですね。お前どっか卑劣だろうとか、嫉妬深いだろうとか、そこを的確にどんどん引き出してくれる」

 26歳から8年間、つか劇団に在籍した。得るものが大きかった。役者として脚光を浴びることになったのも、つか氏が脚本を手がけた『蒲田行進曲』(深作欣二監督)である。粋がって突っ張りながら、どこか心根の優しい俳優の銀チャン。風間杜夫ならではの「日本映画史」に残る名演技といってよい。

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