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『ザ・ノンフィクション』Pが個人的に印象に残った回は

 硬軟織り交ぜたテーマで時代を映し出すドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系、日曜14時~)は、1995年10月から続く長寿番組だ。番組は今年12月で約850回を数え、名作と呼ばれる回は枚挙にいとまがない。

 中でもチーフプロデューサーの張江泰之氏が個人的に印象に残っている回は、2016年4月放送の『生きて~天野貴元30歳~』だという。

 「余命1年を宣告されながら最期まで、がんと闘いながらプロ棋士との勝負にこだわり続けたアマチュア棋士・天野貴元さんの姿を描いた番組です。その姿があまりに壮絶過ぎて、ナレーションを入れるのを私の判断でやめました。映像と音楽とテロップだけの究極のドキュメンタリーです」(張江氏)

 良質のドキュメンタリー番組のクオリティーを下げたくないという張江氏は、視聴率に徹底的にこだわる。取材・撮影班は常時30~40チーム動いており、今日も日本のどこかで番組のカメラが回っている。長期間の密着取材には時間も費用も当然かかる。ドキュメンタリー番組が減り続けている昨今だからこそ、リアルなものを求める視聴者の興味に応えたいという。

 ※週刊ポスト2017年12月15日号

NEWSポストセブン
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