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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「白」》時事ネタ漫才に賛否両論 政治記者がウーマン村本の問題提起を考えてみた (2/3ページ)

 一介の政治記者としてあえて真面目に「主張」を分析すると、一言でいって左寄りの人たち、反権力の人たちに受けやすい内容になっている(村本が彼らと軌を一にしているとはかぎらないし、別に彼らのウケを狙ったわけでもないだろうが)。

 また、言及した大半の政治課題に関する見方に新鮮味はなく、(お笑いコンビが漫才で指摘したという手法以外に)驚きや痛快さは感じられなかった。ただ、政治に無関心だった人にはそうではなかったようだ。彼らの狙いは私のような者をうならせることではなく、政治に無関心な人に関心を持たせることこそにあったのだろう。

 「国民の意識の低さ」が問題だ、という村本の指摘はもっともだ。これだけメディアが多様化し気軽にニュースをチェックできるようになっても、無関心な人にも情報を届け関心を持ってもらうのは依然難しい。そこは記者としてじくじたる思いがあり、日々の仕事で常に意識している。

 だが、報道機関が繰り返しきまじめに伝えるより、お笑い芸人が一発のネタで面白おかしく伝えるほうが、関心喚起にはずっと効果的なこともあるのは事実だ。そういう意味では、ウーマンは「無関心」への問題意識を共有する同志といえるかもしれないし、感謝すべきかもしれない。

 ただ、村本にはやっぱり投票に行ってほしい。彼は10月の衆院選で投票に行かなかったとツイッターで明かし、猛批判を浴びた。他媒体のインタビューなどをみるといろいろな考えがあって棄権したようだが、棄権するぐらいなら白票でもいいから投じてほしかった。

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