記事詳細

テレ朝が今、木村拓哉主演でボディガードドラマを作る狙い (1/3ページ)

 視聴率15%台をキープし、好調の木村拓哉主演の連続ドラマ『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)。多くの役柄を演じてきた木村だが、21職種目となるボディーガード役は始めて。職業だけではなく、彼が演じる役柄のキャラクターもこれまでのイメージとはちょっと違う。テレ朝は今、なぜ木村を起用してこのドラマを作ったのか? その狙いについてコラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。

 * * *

 『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)は、木村拓哉さんを筆頭に、江口洋介さん、上川隆也さん、斎藤工さん、菜々緒さんら豪華キャストの共演が話題を集めていましたが、同時に飛び交っていたのは、「何で今、ボディーガードの役なの?」という声。第1話の放送でその理由がハッキリしました。

 そもそもテレビ朝日のゴールデンタイム(19~22時)で放送されるドラマは、そのほとんどを刑事・医療ものが占めているほか、昨年は10作中8作がシリーズ作で1作がリメイク。『BG』のような刑事・医療以外の新作が放送されることはめったにありません。その意味では、「ボディーガードの主人公で新たな挑戦をしよう」というテレビ朝日では珍しい攻めの姿勢を感じます。

 ◆「丸腰で戦う姿」が現在の木村拓哉とオーバーラップ

 これまで木村拓哉さんは、ピアニスト、美容師、検事、パイロット、レーサー、アイスホッケー選手、総理大臣、脳科学者、インテリアメーカー社長、南極越冬隊員、物理学者、魔法瓶会社社長、証券営業マン、医者など、さまざまな職業を演じてきました。

 かつては一般の人には縁遠い職業が多く「カッコイイ木村拓哉」を演出していましたが、近年は身近な職業が増えて「ナチュラルな木村拓哉」にシフト。しかし、今作はそのナチュラル路線を踏襲しながらも、「カッコイイ木村拓哉」に回帰しているのです。

 第1話では、工事現場での警備からはじまり、上司から怒られて謝る、妻と別れ子どもから皮肉を言われる、警護の下見で競技場に入り土下座させられる、ベンチが壊れて大きくコケる、犯人に殴り蹴られるなど、等身大の40代中年男性を思わせるシーンが続きました。また、「怖い」「かなり緊張しています」と、弱さを隠すことなく見せていたのです。

NEWSポストセブン
zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース