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【秘録 今明かす「あの時」】放送作家・奥山侊伸が語る 青島幸男はシャイな女たらし、銀座では2時間で5人ゲット (2/2ページ)

 すごくシャイな人で人見知りだった。だが、女にはモテた。若い頃は銀座を歩いては、ナンパをした。いい女とすれ違うと、追いかけて声をかけた。その娘を喫茶店に待たせておいて、次の娘に声をかける。さらに、その娘を別の喫茶店に待たせて、次のターゲットに声をかける。

 そんなこんなで2時間で5人をゲット。別々に店に待たせた女性たちとお茶をして、最後に1人に決めるといった次第。

 「ほかの娘はどうしますか」

 「ほっといていいよ」

 「ひとり、もらっていいですか」

 「好きにしろ!」

 「週刊文春」はあったが、まだ品格!?があった時代。そんな「C調」さが、やがて日本中を“無責任時代”に染め上げていった。

 自宅で取材を受けていたとき、リポーターが、近くにいた息子の利幸に尋ねた。

 「大きくなったら、何になるの」

 「パパみたいになる」

 「へえ、パパみたいな作家に?」

 「うん、女たらし!」

 その利幸も、女たらしになることなく、昨年、56歳でまじめな人生を終えた。=敬称略

 ■奥山侊伸(おくやま・こうしん) 放送作家、ラジオ・パーソナリティー。1938年11月生まれ。北海道旭川市出身。ジャズ喫茶のウエイターなどを経て、前田武彦のカバン持ちになった後、青島幸男の下で放送作家としてデビュー。「8時だヨ!全員集合」「ザ・ベストテン」「世界まるごとHOWマッチ」などに企画段階から参加。作詞家としてもダウン・タウン・ブギウギ・バンドの「カッコマン・ブギ」など。

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