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【編集局から】長寿番組の終了に「打ち切り」という言葉を当てはめるのは少々寂しい

 改編期が近づくと、スタートする番組や、終了する番組のニュースがメディアをにぎわします。始まる番組があれば、終わる番組があるのは当然のこと。今年の春もいくつもの長寿番組が幕を閉じることになりました。

 そんな中、最近少し違和感を覚えているのが「打ち切り」という言葉です。視聴率が悪い番組が終わるときによく使われる言葉です。

 基本、「打ち切り」という言葉を使うときには批判的な意味合いが込められているものです。記者も使うことがあります。ただ、10年も20年もたつ長寿番組が終わるときも、この言葉が使われることがあります。

 「広辞苑」によると、【打切】には「終わりにすること」という意味に加え、「中止」という意味も含まれています。【打ち切る】ならば「全部完了していないでも、一応終わりにする」とあります。

 例えば、全10回予定のドラマが、視聴率が低迷したことで9回で終わってしまう場合、「打ち切り」という言葉が当てはまるでしょう。しかし、何十年も続いた番組に、その言葉を当てはめるのは少々寂しいのではと思ってしまうのです。(F)

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