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桂歌丸、国民栄誉賞へのじくじたる思い 重要なのはタイミング、演芸評論家「あのとき政治的な動きができれば」 (1/2ページ)

 先週、将棋界初の「永世7冠」となった羽生善治(47)と、囲碁初の7冠独占を2度果たした井山裕太(28)が国民栄誉賞に輝いた。囲碁・将棋界からは初。

 1977年、プロ野球の王貞治(77)の受賞で始まった同賞は芸能界と関係が深い。25人と1団体の受賞者のうち、11人が芸能関係者だ。

 俳優の渥美清、長谷川一夫、森光子、森繁久彌、歌手の美空ひばり、藤山一郎、作曲家の古賀政男、服部良一、吉田正、遠藤実、映画監督の黒澤明が並ぶ。

 「落語界にはあのとき政治的な動きができれば受賞できたのではというじくじたる思いがある」

 ある演芸評論家がそう明かす。『あのとき』とは、2016年5月。

 「桂歌丸(81)が演芸番組『笑点』の司会を勇退したときです。第1回からの唯一の出演者で国民栄誉賞表彰規定の『広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与えることに顕著な業績』にも合致する。落語は日本を代表する古典芸能ですし、何よりも人を笑わせるというのは尊い。反対はないでしょう。番組の大喜利では、政治をチクリとさすブラックジョークも出ますけど、そのあたりは大目に見てもらって」

 ところが同時期、『歌丸を国宝にしよう』というのぼりを作り、署名運動をするなどして周囲をあきれさせた出来事があった。やらかしたのは三遊亭円楽(68)だ。

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