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【外国人が見るニッポン】欧米の真似事はいい加減ヤメにしません? (3/3ページ)

 サボらず手を抜かない日本人にいきなり欧米文化の真似事をさせたら過労でヘタれるのは当たり前ですし、そもそも日本人が今までのやり方を根本的に見直し、欧米文化の真似事をしても勝てる訳が無いんです。これまでに培ってきたその効率的なやり方に対するノウハウに差があまりにも大き過ぎます。欧米人はやれ競争だなんだと言っても手を抜くべきところを知っていてサボっているのですから。

 革新的な製品や斬新なアイデアは欧米にお任せして、日本人は「品質の高さ」を売りにすればいいのです。むしろそれ以外のことを世界は日本に求めていません。

 品質の良いものを作るには経験が必要ですし、経験は同じ仕事を長期間しないと積めません。同じ会社に長くいてくれる人が大切なのです。だから同じ会社に長くいてくれる人を評価する仕組みが必要で、それが年功序列だったのでしょう。

 その年功序列を維持する上で避けられないのが、ズバ抜けて出来る若者が長期間そこにいる熟練者よりも評価されてしまわないように、競争が起きないように杭を打つことなのです。

 そしてこの仕組みは企業だけではなく日本社会全体に溶け込んでいるので、どんなことをするにも日本人は人並みであろうとするのです。

 これらのことから推測するに、欧米人は競争に勝って一攫千金! のような、言わばアメリカンドリーム的な幸せを求めるのに対して、日本人は競争をせずともそこそこの生活レベルが維持できる安心感、心の安らぎに幸せを求めているのだと思います。

 その幸せを実現するには欧米のやり方を真似るのではなく、その一部をうまく改良して日本人に合わせた形で取り入れる方が日本人の為になるのではないでしょうか。

 隣の芝は青々として美しいですが、私たちは綺麗な日本庭園の石畳を扱うほうが得意ですよ。

■ブラス 1992年4月20日生まれ。ロシアで生まれ、5歳の時から日本に移住。かつては某動画配信サービスで有名配信者であった。現在はサラリーマンとして働く。

Instagram:https://www.instagram.com/buira/

Twitter:https://twitter.com/vlasx

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