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【秘録 今明かす「あの時」】立川談志、新橋演舞場でオ○○コ絶叫! 銀座のバーで紙に書いた言葉は… (2/2ページ)

 こういう噺は人間性が出るもので、家元の性について分析すると、セックスは案外淡白で、テクニックも普通ではないかと思う、多分。

 一緒に風呂に入っているから言えるのだが、家元のイチモツは平均だった。太くもなく、細くもなく。中反りでもなく、黒くもなく、白くもなく…。なのに、落語に出てくる女性は実にうまい。娘であれ、女房であれ、愛人であれ、艶っぽく演じるのには驚いた。

 「師匠、夕べ寝られましたか」

 旅先で部屋の具合や布団の様子などが気になって、尋ねたことがある。

 「ちょっと寝られなくてな。サンズイへんの漢字を頭の中で並べたら、多いねえ。200以上はあるだろうな。でも、50ぐらいでギリギリだ」

 70歳を過ぎて、このすごさだ。その後はハリウッド俳優の名前を思い浮かべたらしい。

 「100人ぐらいしか出てこねえ」

 やっぱり狂気だ。

 天才、名人、狂気の三位一体だと思ったのは、入院中、久しぶりに銀座のホームタウンだったバー「美弥」に弟子たちを誘ったときのことだ(私はいない)。

 少し談笑すると、紙に何かを書いて、ニッコリ笑って帰っていった。その紙にはこう書いてあったという。

 「オ○○コ」

 ■奥山侊伸(おくやま・こうしん) 放送作家、ラジオ・パーソナリティー。1938年11月生まれ。北海道旭川市出身。ジャズ喫茶のウエイターなどを経て、前田武彦のカバン持ちになった後、青島幸男の下で放送作家としてデビュー。「8時だヨ!全員集合」「ザ・ベストテン」「世界まるごとHOWマッチ」などに企画段階から参加。作詞家としてもダウン・タウン・ブギウギ・バンドの「カッコマン・ブギ」など。「昭和のテレビと昭和のあなた」(のんびり出版社海豹舎)を出版した。

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