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【板垣眞理子 LA発 芸能Watch】多くの役者から尊敬されるゲイリー・オールドマン オスカーに輝いた「チャーチル」での演技 (1/2ページ)

 「俳優の中の俳優」「僕のヒーロー」「アイドルでインスピレーション」「神のような存在」…。トム・ハーディ、クリスチャン・ベール、ブラッド・ピットはじめ多くの役者が尊敬する英国の名優、ゲイリー・オールドマン(59)。

 「現存する最高のアクター」と称賛されながら受賞とは無縁だったが、ついに「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」でアカデミー賞主演男優賞に輝いた。

 1986年に「シド・アンド・ナンシー」で、セックス・ピストルズのシド・ビシャスを演じて注目され、「JFK」ではリー・ハーヴェイ・オズワルドに。「ハリー・ポッター」シリーズではシリウス・ブラック、「ダークナイト」3部作ではジム・ゴードン本部長に。役作りに没頭し、犯罪者や異常者などさまざまな役や英語なまりに挑戦してきた。

 2011年に「裏切りのサーカス」でようやく同賞にノミネートされたときは、安堵したファンも多かったはずだ。

 カメレオンのように変身してきたオールドマンが「ウィンストン・チャーチル」で挑んだのは、葉巻が似合うおなじみの政治家。痩身のオールドマンが、すでに職を離れ美術家として活躍している辻一弘氏に特殊メークを依頼。「彼に偶然時間が空き、興味を持ってくれたので実現した」とオールドマン自身が語っている。

 毎日4時間をかけたメーク、ファットスーツをまとい誕生した見事なチャーチル。オールドマンの面影はないが、チャーチルのおちゃめな一面を表現する瞳はオールドマンのものだ。辻氏は3度目の候補で、日本人としてはこの部門での初受賞を果たした。

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