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【デビュー10周年 ジェロ演歌の心】「おばあちゃんの喜ぶ顔が見たくて歌いはじめた」 祖母の思い出に涙 (1/2ページ)

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 なぜジェロ(36)は日本に来て、演歌歌手になろうと心に決めたのか。その理由は幼いころの記憶にさかのぼる。

 「幼いころ、週末になると、大好きだったおばあちゃんの家に遊びに行っていたんです。行くと必ず、演歌がカラオケセットから流れていました。それをずっと聞いていたので、自然と覚えてしまったんです」

 ジェロにとって、祖母の多喜子さんは優しいながらも、厳しい人だったという。「おじいちゃんが大切にしていた電化製品を勝手にいじったときは、それはすごく怒られましたよ」と懐かしむ。

 そんな祖母の前で初めて歌ったのが、美空ひばりの「越後獅子」だった。5歳のころだったという。

 「おばあちゃんの喜ぶ顔が見たかったんです。ひばりさんが大好きでよく聞いていました。それを聞くうちに、僕も好きになっていました。おばあちゃんが好きな歌は別にあったけど、『越後獅子』は覚えやすかったんでしょうね」

 もちろん、そのころはまだ日本語を理解していたわけではなかった。祖母と母は日本語で話していたが、ジェロと話すときは英語だった。だから、歌詞は耳で聴いたままに覚えたものだった。

 「NHK紅白歌合戦なども毎年欠かさず見てましたよ。日本のヒット曲もそれで覚えていったんです。映像で見ると、歌詞の意味は分からないけれど、歌う姿でこれはラブソングなんだとか、これは別れの歌なんだとか伝わってくるんです。特に演歌歌手の方々の歌う姿は魂がこもっているように見えて、かっこよかったんですね」

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