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【デビュー10周年 ジェロ演歌の心】うまく歌う意識の強かったジェロ 歌詞理解して悟った「歌を届ける」 (1/2ページ)

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 ジェロ(36)のデビューシングル「海雪」は2008年2月20日にリリースされた。オリコンのシングルチャートで初登場4位を記録した。

 実は、カラオケ店でレコード会社のオーディションを受けてから、デビューまでには2年を要した。その2年間、ひたすらボーカルトレーニングを積んでいたのだ。

 「僕の演歌って、まずまねから始まったものだったので、それまでボーカルトレーニングなんて受けたこともなかったんです。正しい声の出し方なんて知らないし、声量もあまりなかった」

 仕事をしながら、トレーニングを続けるという2年間だった。不安がなかったわけではない。しかし、その2年間のおかげで歌にまっすぐ向き合うことができた。

 「うまく歌おうという意識が強かった。歌詞の意味はある程度分かってはいたけど、そこまで意識はしてなかった。ボイストレーニングの先生から、意味はしっかり理解して歌わないといけないと教えていただいたんです」

 新たな思いが、心の中に生まれていた。それはまさに“演歌の心”だった。

 「歌を届けるという思いが、それまでの僕にはなかった。プロ意識が薄かったんですね。歌詞の意味まで理解して歌うようになると、お客さんがそういうことを求めていたんだって、強く感じました」

 デビュー後の反響はすごかった。ショッピングモールでイベントを行うと何千人もの観客が集まった。朝、地方に向かうと、イベントや公開録音、地方紙などの取材、テレビ出演と次から次へと仕事をこなし、そして別の地方へと移動する。そんな生活が1年以上も続いた。

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