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【板垣眞理子 LA発 芸能Watch】米メディア絶賛!言論の自由を守る闘いの実話「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」 (2/2ページ)

 ライバル、ワシントン・ポスト紙もエルズバーグから文書の入手に成功。同紙責任者は、オーナーだった父の死後、跡を継いだ夫が自殺し発行人となったキャサリン。もし文書を公表すれば国家機密漏洩などの罪で彼女が逮捕され、同紙の存続危機の恐れもあると社内からも法律家からも反対意見が噴出する。

 マクナマラ氏をはじめ政界とも通じた社交界の華、キャサリンが慣れない仕事で戸惑いながら成長し、言論の自由を守るために究極の決断を下す姿をストリープが見事に演じ、オスカー史上最多の21度目のノミネートを果たしている。

 ばく大な機密文書を記者ら総出で徹夜で分析し記事に仕上げ、活版印刷で早朝店頭に並ぶまでの過程も迫力。大統領vsジャーナリスト、言論の自由という今危機に直面している問題だけに「最もタイムリーな映画」とメディアも絶賛。スピルバーグも手掛けていた他の作品を後回しにして本作に取り組んだという。

 しかしNYタイムズからは、タイムズの役割を過小評価しているとのクレームも。二大新聞を守った司法制度の公正さも忘れてはならないだろう。(板垣眞理子)

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