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【板垣眞理子 LA発 芸能Watch】オスカー史上最年少の主演男優賞候補が演じる同性愛「君の名前で僕を呼んで」27日公開 (1/2ページ)

 「ブロークバック・マウンテン」「ミルク」「キャロル」、そして昨年のアカデミー作品賞受賞作「ムーンライト」…。LGBTはハリウッド好みのテーマだ。

 しかし「君の名前で僕を呼んで」(27日公開)は、同性愛というカテゴリーを超越した静かなラブストーリー。多くのメディアでベスト作品に選ばれた、セクシーでエロチックな叙事詩の薫りのする名作だ。

 舞台は1983年の北イタリア。米国の名門大学で考古学を教えるパールマン教授の一家は、別荘で夏を過ごす。

 17歳の息子、エリオは複数の言語を話す、音楽の才能にもあふれた少年。ある日、教授の助手としてギリシャ・ローマ文化を研究するために、24歳の大学院生、オリヴァーが米国から訪れ別荘に滞在する。

 長身にたくましい体。見ほれるようなハンサムで金髪、一見不遜にも見えるオリヴァーに、繊細でやせっぽちのエリオは嫉妬と反発を感じる。しかし、女友達とセックスを楽しみながらも、エリオは魅力的なオリヴァーにひかれていく。

 オリヴァーは距離を保つが、やがて2人は不器用なキスから禁断の肉体関係へ-。

 美しいイタリアの景色を背景に、少年が初めて恋を知る喜びと苦悩、ためらいがちな愛が深まる姿にため息が。桃のくぼみにエリオが射精し…。話題の場面が見事にエロスを捉える。

 原作はイタリア系米人作家、アンドレ・アシマンの同名の小説。演出はイタリア人監督、ルカ・グァダニーノ。89歳の老練監督、ジェームズ・アイヴォリーが脚本を書き、今年のアカデミー脚色賞に輝いた。

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