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【トレンドウオッチャー木村和久の世間亭事情】長澤まさみ、月9の救世主か 「コンフィデンスマンJP」は実に不思議なドラマ (1/2ページ)

 朝ドラ以外ぱっとしない、春ドラマ戦線と思っていたら、頑張っている作品もちらりほらり。特に往年の金看板「フジの月9」の、救世主になりそうなのが、長澤まさみ主演の「コンフィデンスマンJP」(フジ月曜9時)だ。これはタイトル以外は、全部面白い。そもそも、タイトルが「マン」で男なのに、なんで長澤まさみが主役なの? そこか~突っ込むのは。

 話は信用詐欺師の3人組が、世の中のとんでもない金持ちから、罠を仕掛けて、お金をむしり取る、痛快なドラマである。むしる相手は、1回目が悪徳公益財団のドン、2回目がリゾート会社の女社長、3話目が美術商となっている。

 もちろん、それなりに騙(だま)す理由があっての詐欺だけど、正義の味方的な部分も入れつつ、視聴者の共感を呼びやすくしている。

 騙し方はあり得ないくらい大胆不敵だ。例えばニセの空港を作って、そこに用心深いVIPを騙して、飛行機に乗せるとか。普通、国土交通省に問い合わせれば、そんな空港存在しないって分かるでしょう。さらに旅客機からパラシュートで、降下をするとかね。

 飛行中の旅客機の非常ドアを開けたら、その段階で乗客は外に放り出されますよ。そんなわけで、「重箱の隅をつつく」タイプの視聴者から見たら、実にオイシイ。全てが突っ込みの対象となるでしょう。

 けど、このドラマには、その矛盾やチープさをも超える、勢いと心地良いテンポがあり、なんだかんだ見てしまう。実に不思議なドラマです。

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