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【大鶴義丹 それってOUTだぜ!】この国はテレビもネットも週刊誌も“下ネタ”ばかり 嫌いじゃないけど… (2/2ページ)

 だが、この国家は、朝起きてテレビをつけても、ネットを見ても、週刊誌の中吊りを見ても、どうしたことか「下ネタ」しか転がっていない。まるで何かが故障しているようだ。

 しかし人間というのは高度な感覚を本能的に持っているのも事実。昨今のこの状態。おそらく、皆、本能的に現実逃避しているという見方もある。

 世界レベルでの日本の行く末や、戦後から始まっている思想的失策、市民文化的なものの限界、それら本当のことを知るのが、本能的に怖くて仕方ないから、馬鹿げたお祭り騒ぎを連日繰り返して、「下ネタ」という鎮痛剤を飲み続けているのだろう。

 しかし虫歯でも腹痛でも、鎮痛剤では病気そのものは完治しないのは分かりきったことだ。

 ■大鶴義丹(おおつる・ぎたん) 1968年4月24日、東京都出身。俳優、小説家、映画監督。88年、映画「首都高速トライアル」で俳優デビュー。90年には「スプラッシュ」で第14回すばる文学賞を受賞し小説家デビュー。現在「アウト×デラックス」(フジテレビ系)に出演中。映画「LOVE×DOG」が5月11日に公開される。6月16日に新宿・花園神社境内特設紫テントで開幕する新宿梁山泊の「ユニコン物語台東区篇」(6月25日まで)に出演する。

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