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【桂春蝶の蝶々発止。】20年NHK大河ドラマに「明智光秀」が選ばれたワケ… (2/2ページ)

 ともかく、現代社会はハラスメントが蔓延(まんえん)し、「対ハラスメント」というテーマで動いている。

 そこで、「明智光秀」が登場するわけですよ。

 光秀といえば、ご存じ織田家の宿老。主君、織田信長は史上最大のパワハラ大名です。永らくパワハラに耐えた光秀は、本能寺の変で無念を晴らす。

 しかし、その後、天下人になってしまったらあきません。現代では、それは「リア充」(=現実の生活が充実している人)と敬遠されてしまう。光秀の天下は俗に「三日天下」と言われています。実にかわいげがあるではありませんか?

 そして、いまひとつ、大切なファクターがございます。光秀は人生で娶った妻は1人きりでした。しかも、疱瘡(ほうそう=天然痘)を患い、顔に痘痕が残った妻の煕子(ひろこ)を、生涯大切にした。品行方正の鑑のような武将なんです。

 皆さん、もうお分かりでしょう? 光秀はパワハラと闘い続け、セクハラやモラハラとは、一番縁遠い人物なのですよ。これは完全にNHKによる「対ハラスメント対策」の一環なのです!

 こんな推理はどうですか!? えっ…「お前、浅すぎるぞ…?」。

 あなた! その言い方、ハラスメントですよ!(笑)。

 ■桂春蝶(かつら・しゅんちょう) 1975年、大阪府生まれ。父、二代目桂春蝶の死をきっかけに、落語家になることを決意。94年、三代目桂春団治に入門。2009年「三代目桂春蝶」襲名。明るく華のある芸風で人気。人情噺(ばなし)の古典から、新作までこなす。14年、大阪市の「咲くやこの花賞」受賞。 

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