記事詳細

【元文春エース記者 竜太郎が見た!】妻と家政婦の証言に“食い違い” 謎が深まる「紀州のドン・ファン」怪死 真実はどこに… (2/2ページ)

 世間の推理についても言及し「ビールに(覚醒剤を)入れて飲んだとか言われていますが、自分で栓を開けて、ビールをついで飲んでいます」。自宅の防犯も「いつも(カギを)開けっ放しだった。何年か前に強盗が入った」と話した。

 自分の言葉で真実を伝えたいとテレビ出演したAさん。赤裸々な証言の数々には興味をひかれるが、筆者が取材した家政婦の証言と食い違う点もいくつかみられる。

 たとえば「全裸」。家政婦は「社長は裸だったんだけれども、なにか羽織っていたんです。それが何色だったか、どんな衣類だったかは、そのときは気が動転していて覚えていません」と語っていた。

 「世論に押されて県警も本腰を入れはじめましたが、捜査には時間がかかりそうです」(社会部記者)というものの、ミステリーへの関心は高まるばかり。妻と家政婦の証言をめぐって、新たな推理が加わりそうな気配である。

 ■中村竜太郎(なかむら・りゅうたろう) ジャーナリスト。1964年1月19日生まれ。大学卒業後、会社員を経て、95年から文藝春秋「週刊文春」編集部で勤務。NHKプロデューサーの巨額横領事件やASKAの薬物疑惑など数多くのスクープを飛ばし、「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」の大賞受賞は3回と歴代最多。2014年末に独立。16年に『スクープ! 週刊文春エース記者の取材メモ』を出版。

zakzakの最新情報を受け取ろう

関連ニュース