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【元文春エース記者 竜太郎が見た!】天才MC・今田耕司は“特殊技能”の持ち主…白熱議論もすべて大爆笑に (2/2ページ)

 あらかじめ構成された台本をもとに進行するが、議論が白熱してゲストが持論を滔々と話す場面も。しかし今田耕司という天才MCにかかれば、すべて大爆笑になってしまう。私はそんな現場を毎回目の当たりにして「もはや特殊技能の持ち主」と畏敬の念を抱いてしまうほどだ。

 同様に上沼恵美子、やしきたかじんさん(故人)ら関西で圧倒的な人気を誇るタレントは自由闊達に意見を述べ、笑いで巻き込み、視聴者を共感させるイメージがある。そこには関西ならではの庶民感覚と、いうなれば反骨精神のようなものが見え隠れする。

 「東京のキー局は自主規制を含めいろんな忖度や規制でガチガチでしょうが、関西はかなり自由だと思います。とにかく面白いことが一番大事でせっかく作った台本が本番でまるっきり使われないこともたびたび。ですからトーク番組でも演者さんに好きなように話してもらうというスタイルが多いですね」(在阪テレビプロデューサー)

 徹底的に作り込む関東と、自由で即興重視の関西。いまテレビは“本音トーク”がトレンドだが、さて東西どっちに傾くだろうか。

 ■中村竜太郎(なかむら・りゅうたろう) ジャーナリスト。1964年1月19日生まれ。大学卒業後、会社員を経て、95年から文藝春秋「週刊文春」編集部で勤務。NHKプロデューサーの巨額横領事件やASKAの薬物疑惑など数多くのスクープを飛ばし、「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」の大賞受賞は3回と歴代最多。2014年末に独立。16年に『スクープ! 週刊文春エース記者の取材メモ』を出版。