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【大鶴義丹 それってOUTだぜ!】紀州のドン・ファンが残したもの… 死して日本の男たちの目を覚まさせた (1/2ページ)

 紀州のドン・ファン怪死事件は、どうしてか私たち「男」の心をかき乱した。

 他殺なのか自殺なのか、または危険な陰謀がうごめいているのかといった犯罪推理への好奇心も多々あるだろう。

 しかし「男」たちの多くは、そういった犯罪の部分よりも、「男」の末路に対する物悲しさやむなしさを突きつけられたような気持ちになったはずだ。

 私の周りにも、紀州のドン・ファンならぬ、“どこそこのドン・ファン”といった類の輩が何人かいる。

 私と同年代か少し年上といったくらいだが、いつも二十歳そこそこの派手な女性を連れ歩いていて、それを飲み仲間に見せびらかすのが何よりも好きなのである。

 本人はモテ男としての自分をアピールして、同性からの羨望を確認したいのだろうが、その連れている女性の態度や雰囲気から見ると、お小遣いをくれる“ATMオッサン”として思われていることが丸分かりだ。そのむなしい茶番に本人だけが気がついていないことに、見ていて何とも哀しくなってしまう。

 しかし、この騒ぎ以降、どこそこのドン・ファンの行動に変化が現れた。飲み会に若い女性を連れてこなくなってきたのである。また、ほとんど口もきかなかった妻とも、少しずつだが関係を改善しているという。