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桂歌丸さん“ハゲネタ”秘話…66年通い続けた理髪店店主が明かす「抜けたら1本1000円だよ」 (1/2ページ)

 人気演芸番組「笑点」(日本テレビ系)で50年間レギュラーを務め、「歌さん」の愛称で親しまれた落語家、桂歌丸さん。2日、慢性閉塞性肺疾患のため81歳で死去した。地元商店街でも名誉顧問を務めるなど誰からも愛された。行きつけの理髪店にも“ハゲネタ”にまつわるエピソードが残されていた。

 4月下旬から入院していた歌丸さんが2日朝、容体が急変。ひ孫や親族、弟子たちに囲まれて旅立った。最後の高座は、4月19日に東京・国立演芸場で披露した「小間物屋政談」だった。

 歌丸さんの自宅近くの横浜市南区の横浜橋通商店街。66年間通い続けた「理容ユカワ」の店主の湯川豊さん(57)は「まだ実感がわかない。ひょっこり店に訪れるんじゃないかと今でも思っています」。先代の父の後を継いで25年ほど歌丸さんの散髪を任されてきた。

 店内の一番手前の席が歌丸さんの特等席だ。特にこだわっていたわけではないというが、16歳で初めて店を訪れたときから変わらなかった。20日に1度くらいのペースで散髪に訪れたが、そのときは2週間ほど前に予約の電話が入った。

 店に入ると特等席につき、散髪が始まる。注文はない「おまかせ」だが、やっぱり歌丸さんといえば、「笑点」でも長年さんざんいじられてきた“ハゲネタ”。

 本人も自虐的に笑いをとってきたネタだが、湯川さんは「左右の髪の薄さが違って、自然な感じにするのがどの客より難しかった」と明かす。湯川さんの技があったからこそ、ネタも光り輝いたのだろう。

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