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【高嶋ひでたけのラジオ“秘”交友録】8場所連続休場の稀勢の里…吉葉山と重なる「もうひと花」に期待 (1/2ページ)

 大相撲名古屋場所が始まった。大相撲人気は微動だにしていない。しかし一抹の寂しさを感じているのは私だけではないと思う。横綱稀勢の里が8場所連続休場となったからだ。横綱としては年6場所制になってから最多休場記録。果たして復活はあるのだろうか。

 個人的な思いだが、稀勢の里を見ていると、私が子供のころ熱狂した横綱吉葉山とダブってみえるのだ。吉葉山? 誰それ? と思う若い相撲ファンも多いと思うが、ちょうどテレビ放送が始まった1953(昭和28)年ごろに人気絶頂だった大関である。

 翌54(昭和29)年の初場所、吉葉山は全勝優勝を果たし念願の横綱に昇進した。千秋楽の日、東京に激しく雪が舞い、降りしきる雪の中の優勝パレードだった。吉葉山優勝の瞬間を近所の八百屋さんの14インチのテレビで見たのを忘れない。

 吉葉山も稀勢の里も遅咲きの横綱だ。吉葉山の場合、その後負傷に次ぐ負傷で休場も多く、ついに横綱昇進後満足のいく場所は一度もなかった。もちろん横綱としての優勝はゼロである。毎月購入していた相撲雑誌に登場する吉葉山のコメントには「必ずもうひと花咲かせる」という言葉が載っていた。

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