記事詳細

【聖林裏表】若手ラッパー2人、同じ日に相次ぎ銃撃死… アメリカ社会「二重の悲劇」 (1/2ページ)

 米国の若手ラッパーが銃の犠牲となって死亡する痛ましい事件が同じ日に相次ぎ、ファンに悲しみが広がっている。

 最初の事件は、ヒット曲「ルック・アット・ミー!」で知られる新星、XXXテンタシオン(20)=本名ジャセイ・オンフロイ=を襲った。米紙ロサンゼルス・タイムズによると、南フロリダの路上に止まったBMWの運転席で瀕死状態(その後死亡)で見つかったのは6月18日。状況から強盗に遭ったとみられ、容疑者として、ともに22歳の男2人が逮捕されている。

 XXXテンタシオンは多くのトラブルで有名で、妊娠中の元恋人への暴力で裁判を控えていたほか、音楽ストリーミング配信サービス「スポティファイ」からは「不適切な振る舞い」を理由に曲の配信を一時止められたこともある。

 生い立ちはつらいものだったようで、母親が子育てを放棄したことで介護士の間をたらい回しにされた。中学校を退学処分となり、銃絡みの犯罪で少年院にも入った。

 救いとなったのが音楽で、16歳ごろにはレコーディングを始め、ネット上の音声共有サービスに投稿。「音楽が僕を救ってくれた」「音楽は目的を与えてくれた」と生前語っており、自らが経験したトラウマを曲に込めるのが特徴だった。

 続いて惨劇に見舞われたのが、ジミー・ウォポ(21)=本名トレイボン・スマート。米CNNテレビ(電子版)によると、地元のペンシルベニア州ピッツバーグで、車の中で撃たれていたのを発見され、搬送先の病院で死亡した。

関連ニュース