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【外国人が見るニッポン】「ヘンタイ」文化は日本人を救っている! (2/3ページ)

 ロシアの友人に日本での生活や文化について聞かれると、よくこの日本人特有の我慢する習性について話すのですが、先日こんな質問をされました。

 「日本人は自分の考えを押し殺したり、我慢したりしているのに何でこんなに長生きできているの? ストレスで爆発しそうなものだけど…」

 確かに、こんなに至る所に我慢や忍耐が転がっている環境で生活しているのに何ででしょう? まさか和食がそれほどまでに凄いのか? 遺伝子なのか? 色々考えてみたのですが、日本人って実はこっそりストレスを発散するのがめちゃくちゃ上手なんだということに気がつきました。

 なんの事かというとアレです。「ヘンタイ文化」です!

 といっても何も、性的なもののこと言っているのではありません。

 「変態」というのは、多くの場合アダルト関連のものを指していましたが、最近の外国人の間で使われる「HENTAI」という単語は、「隠れてコソコソもっている趣味」のような意味合いで使われることが増えてきました。所謂鉄道オタクだったり、アニメオタク、ゲームオタクだったり、筋トレオタクだったり…こういったオタク文化も隠し持っているのであれば、立派な「ヘンタイ」という訳ですね(違うか…まぁこの際呼び方はどうでもいいです)。

 日本人は表立っては自分が何かのオタクであったり、熱心に取り組んでいる趣味があることはあまり公表することはありませんし、他人の趣味を探るようなこともしません。でも隠れてやるからこそ、自分の“変わった”趣味を思う存分に楽しめているのではないかと思うのです。欧米人と日本人の大きな違いはこの趣味への向き合い方だと思います。趣味を「表立ってやるか」「隠れてコソコソやるか」です。

 日本人は、会社や世間に向けての公式な自分と、プライベートな自分を完璧に切り分けて、2人の自分をうまく使い分けているのではないでしょうか。このことについて考えた時に、なぜ日本人がここまでプライバシーや個人情報に強くこだわるのかが分かりました。実は海外では、そこまで一般人が「個人情報だ!」「プライバシーだ!」と口うるさく言うことは、それほど多くはないのです。

 「そんなにプライベートな情報に拘ってないし!」と思うかもしれませんが、無意識にもかなり拘ってるんです。日本でよく見かける外国人や海外へ行った時のことをを思い出してみてください。

 外国人って、平気で電車でスマートフォンで音声検索とかビデオ通話とかしませんか? 日本人だと恥ずかしくて絶対出来ません。公共の場で本を読む時だってブックカバーなんてしません。するとしても本を汚したくないという気持ちからで、何を読んでるか見えないようにしようなんて理由ですることは無いんです。 ケータイ電話の「覗き見防止シート」なんて日本にしかないのではないでしょうか? SNSもわざわざ裏アカウントなるものを作ってしまうのもいかにも日本人的だと感じます。

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