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【ぴいぷる】“唯一無二”の個性、生瀬勝久 「人と違う表現をすることが、僕の存在意義」 (2/3ページ)

 ■身の丈の幸せ

 「実は誰だって個性を持ってはいるのだけど、人よりも優れていることを個性だと捉えて、人と比べてしまうと不幸になりますよね。僕は幸せに生きているんですけど、それは自分の身の丈を知っているからなんです」

 今まで、俳優としての“自分の立ち位置”を考えて活動してきたという。

 「僕なんて平凡で、ビジュアルでやる人間ではない。でも“僕の感覚”というのは唯一無二だと思っているので、表現者として、人と違う表現をすることが、僕の存在意義だと考えています」

 演劇を始めたのは、同志社大学の学生のとき。京都大学系の劇団「劇団そとばこまち」に入団し、大学卒業後は就職を蹴って演劇界へ進んだ。

 「頭の中では、就職してちゃんと社会人にならなければいけないという気持ちはあったのですが、いざ就職するとなったとき、本能的にまだ演劇を続けたいと思ってドロップアウトしました」

 その選択は正しく、「これまで一度も俳優を辞めたいと思ったことがない」と言う。

 「好きなことをやっているので、つらいと思ったことはないですね。稀にみる天職です。もっと上達したいですね」

 芝居に「無駄なものを入れること」を大切にしている。

 「(わざと)セリフを覚えないようにすると、物事を考えて話すようになるので、言葉が出る前に、『えー』と言ったり、せき払いしたりと無駄なものが出てくるんです。通常、人はすんなり言葉が出ないものですからね。そうやって人物にリアリティーを持たせるのが、役者の仕事だと思っています」

 俳優業は体力勝負。最近のマイブームはウオーキングだ。

 「昨年5月から、両手に500グラムのウエートをつけて、毎日6~8キロほど歩いています。腰痛がなくなってきました」

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