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【大人のエンタメ】名作16本が映す「あの頃」の東京…神保町シアター特集上映「1964年の映画-」開催中!

 「東京オリンピック」があと2年に迫った。アジアで初めて開催された先の「東京オリンピック」は1964年。それは戦後の証しというだけでなく、復興のシンボルでもあった。そんな年に公開された数々の名作を紹介する特集上映『1964年の映画-東京オリンピックがやってきたあの頃』が東京・神保町シアターで開催中だ(9月7日まで)。

 オリンピック開催に向けて、高速道路や新幹線が完成し、テレビ、洗濯機、冷蔵庫の3種の神器も登場、生活に劇的な変化をもたらした64年。

 「月曜日のユカ」(中平康監督)。小悪魔的魅力を爆発させ、世の殿方をメロメロにさせた加賀まりこと青春スターだった中尾彬が主演。

 母親が米兵のオンリーだったのでアメリカの価値観がしみこんだユカは誰とでも寝る。だから初老のパトロンができるとそのパパを喜ばせたいと思うのだったが…。

 「夜の片鱗」(中村登監督)。五輪景気に沸く東京の歓楽街。芳江はバーのなじみ客に抱かれるうちにほれてしまうが、やがて自分がだまされていることにも気づかず売春組織に…。主演の桑野みゆきがしなやかな肢体で体当たりの熱演。

 「東京五輪音頭」(小杉勇監督)。三波春夫が歌って大ヒットした曲を元にした歌謡映画だが、変貌の激しい東京でも築地場外市場や佃島の今も昔も変わらぬ風情が堪能できる。築地の仲買商の一人娘(十朱幸代)がオリンピックの強化選手に選ばれたから、周囲も大騒ぎに…。

 ベストセラーになった手記の映画化、吉永小百合主演「愛と死をみつめて」や、次々と男に復讐する岩下志麻主演の「五辨の椿」など名作16本を上映する。詳細は同シアターのホームページで。(望月苑巳)

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