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【BOOK】編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞を受賞! 髭男爵・山田ルイ53世「一発屋芸人列伝」 (1/3ページ)

★髭男爵・山田ルイ53世さん 「一発屋芸人列伝」新潮社1300円+税

 一時は脚光を浴び世間を笑いの渦に巻き込みながらも消えていくのが一発屋芸人の宿命か。一発屋を自認する芸人ジャーナリストが、一発屋芸人を追いかけたノンフィクション。本作で「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」を受賞、一発屋芸人とは何かを説いた。(文・高山和久 写真・早坂洋祐)

 --芸人が芸人を書く発想がユニークです

 「『新潮45』の編集者さんの企画で話をいただいたんですが、一発屋と一発屋がペロペロと傷のなめ合い、かばい合いと思われたら嫌やなというのはありました。また取材を始めた最初は気恥ずかしい、何となく気まずいといった空気感が少しありました。でも始めてみると隔月連載の予定が、いつの間にか毎月の連載になっていましたよ」

 --「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム大賞」作品賞にも選ばれた

 「ありがたい話です。過去の受賞者は、政治家の疑獄を追及するなどジャーナリズムの塊みたいな方々ばかり。今回、一緒の受賞が小池百合子都知事を追ったジャーナリストの石井妙子さん。『髭男爵』で2008年に売れてから、『ラジオを聴いたよ』『連載のコラム面白いね』など、お猪口ぐらいのお褒めはいただいたことはありますが、グビグビと飲める大盃のお褒めは久しぶり。素直にうれしいですね。10年間ずっと、給水なしでマラソンをしていたような感覚の中で、プロの編集者の方々が選んでくれたというのも誇らしく、感謝しています」

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