記事詳細

さくらももこさん、夕刊フジに語っていた秘話 「本当、どうしようもないですね、わたしって」 (1/2ページ)

 国民的漫画・アニメ「ちびまる子ちゃん」の作者、さくらももこさんが15日、乳がんで亡くなっていたと所属プロダクションが発表した。53歳だった。“分身”である小学3年のまる子のエピソードは日本中で知られているが、さくらさん自身は本名を非公開とするなどベールに包まれ、闘病を知る人も数少なかった。29年前に夕刊フジのインタビューに登場し、デビュー秘話などを語っていた。

 《なんかとんでもないことをしてしまったみたいでね、もう(少女マンガ界に)申し訳ないですよ》

 1989年8月22日付の夕刊フジのインタビューに語るさくらさんは、まる子に似た丸顔で、初々しい表情をのぞかせている。恋愛漫画が人気を占めていた中、これまでにはなかったギャグ漫画路線で少女漫画界の“黒船”の如く存在感を示したことを、申し訳なさそうに語った。

 「ちびまる子ちゃん」が「りぼん」(集英社)で連載がスタートしたのは86年8月。短大在学中のデビューについて聞かれると、《下積みもなくてね、何も思想もなく売れちゃって、それで手放しで喜んでいて、本当、どうしようもないですね、わたしって》とも語っていた。

 「平成のサザエさん」と呼ばれた国民的漫画誕生のきっかけについては《高3の春に学校で作文を書いたんです。よく中身は覚えていないんですけど、それが“清少納言みたい”だって誉められたんです。そのとき「じゃあ、エッセーをマンガにしてみたら」って、ひらめいたんです。それまではきちんとした少女マンガを描いていたんですよ、へたくそでしたけど》と明かしていた。

関連ニュース