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【編集局から】「ちびまる子ちゃん」17巻をいつまでも… さくらももこさん死去に驚き

 携帯電話で「漫画家のさくらももこさん死去」のニュース画面を見たときは「冗談だろ?」と思いました。

 中学生のころ、漫画「ちびまる子ちゃん」を集め出しました。「りぼん」(集英社)で掲載されていたため、古書店で探すといつも少女漫画コーナーにありました。すべての背表紙がピンクで、そこに立っていることさえ恥ずかしかったことをよく覚えています。ただ、その恥ずかしさなど作品を読んで大爆笑すれば、簡単に忘れていました。

 《「ちびまる子ちゃん」の15巻を楽しみに待って下さった皆様、本当にありがとうございます。14巻からずいぶん年月が経過しましたが、やっと15巻が出来上がりました》。これは、実家から引っ張り出してもらった15巻の『作者のことば』に記されています。

 14巻が発売されたのが1996年で、2003年の15巻までは実に約7年。当時はもう発売されないのかと思っていました。書店で控えめに積まれていたときは、目が飛び出そうでした。

 09年に発売した16巻では「久しぶりにコミックスが出てうれしいです。またがんばりますので、みなさん宜しくお願いします」と記されています。17巻を私は、いつまでも待つ気でいました。(松村友二)