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【トレンドウオッチャー木村和久の世間亭事情】「カメラを止めるな!」の勢いを止めるな! ここまできたら「てっぺん」取っちゃって (1/2ページ)

 都内のふたつの映画館から始まった「カメラを止めるな!」という映画は、公開2カ月弱で上映館170を超える、大ヒットとなっています。この勢いが続けば、興業収入10億円が視野に入ります。ちなみに少数上映からヒットしたフランス映画「アメリ」(2001年)の興業収入が約15億円だから、似た現象とも言えます。

 せっかくなので六本木ヒルズで鑑賞したけど、土曜日は激込みで、最前列しか席が取れませんでした。いや~この人気、本物ですぜ。

 この映画を全部語ると、ネタバレになるので、少しだけ語ります。冒頭は37分間、ワンカットで撮った“チープ”なゾンビホラー映画が流れます。話はゾンビ映画の撮影中に、本物のゾンビが襲来して大騒ぎという展開です。映画の撮影中にゾンビ騒動もなんのその、絶対に「カメラを止めるな!」となるのですが、話はさらに、意外な方向に向かうのでした。

 ヒルズでの上映中、その37分間のゾンビ映画中に、オバサン数人が席を立ちました。

 こんな安っぽいゾンビ映画を、見てられないわという心境でしょうか。結局、その人達は戻りませんでした。

 この映画の面白いのは、上映37分後の世界です。最初の訳の分からないゾンビ映画があっての、ネタばらし。これがこの映画を一番面白くしている要素です。

 ゆえに、キャッチフレーズの「最後まで席を立つな」を、もっと強調すべきかもしれません。

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