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【聖林裏表】常識を覆す! 映画「クレイジー・リッチ!」のヒットが問う多様性の問題 (1/2ページ)

 「アジア系がキャストにいる映画やテレビはヒットしない」。ハリウッドでは常識のように思われてきた考えが覆ろうとしている。

 米NBCテレビ(電子版)によると、主要な出演者がアジア系の映画としては25年ぶりの「クレイジー・リッチ!」(日本公開9月28日)が、公開から最初の5日間で3500万ドル(約38億6500万円)の興行収入を記録し、爆発的な人気を博しているのだ。

 ニューヨーカーのレイチェル(コンスタンス・ウ)が、故郷のシンガポールで友人の結婚式に出るという恋人のニック(ヘンリー・ゴールディング)に付き添ったところ、ニックは超大金持ちの御曹司だと判明。自分以外セレブという中で繰り広げられる女の戦いを通し、「幸せ」を模索するというラブコメだ。

 CBSテレビ(電子版)は「過去9年間で最も成功したラブコメ映画」と紹介し、配給元のワーナー・ブラザーズが続編に取りかかっていることを伝えている。

 注目なのは興行収入ばかりではない。エンターテインメント雑誌「バラエティ」(電子版)は、「『クレイジー・リッチ!』が強く支持されているのは、映画の多様性をさらに広げるようにハリウッドが求められているからだ」と分析。「この映画は文化的にとても意義深い上、(この数年)アジア系が映画の主要キャストになっていなかったという点で非常にユニーク」とするワーナー・ブラザーズ幹部のコメントを紹介し、米映画界に大きな変化をもたらす可能性を示唆している。

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