記事詳細

【聖林裏表】常識を覆す! 映画「クレイジー・リッチ!」のヒットが問う多様性の問題 (2/2ページ)

 この問題は根深く、2016年4月22日付の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)の記事「なぜハリウッドはアジア系俳優を起用しないのか」では、白人俳優がアジア系などの役を演じる「ホワイトウォッシュ」について論じている。

 同記事は韓国系とインド系の米国人2人組が騒動を巻き起こすコメディー映画シリーズ「ハロルド&クマー」の成功を引き合いに「ハリウッドの汚れた秘密は明らか。経済学は人種差別主義者の考えとは無縁。(白人でない)主役を白人が演じた映画はすべて興行的に失敗している」と指摘。

 「観客は本質的にこうした映画を拒否しているにもかかわらず、映画スタジオはそれを作り続けている。ハリウッドが耳を傾けることを願おう」と訴えていた。

 セクハラ撲滅運動などとも相まって高まる多様性を求める動きは、ますます広がっていきそうだ。(産経新聞ロサンゼルス支局長・住井亨介)

関連ニュース