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【オメガトライブ生んだ林哲司激白 ヒット曲舞台裏】松原みきさんと竹内まりや 予想とは真逆の仕上がりで高評価 (1/2ページ)

 作曲家、林哲司が注目されることになったのは、1979年に手がけた2曲が相次いでヒットしたことにさかのぼる。

 そのひとつが松原みき(2004年に44歳で没)のデビュー曲「真夜中のドア~Stay With Me」だ。オリコンチャートでは29位にまで上がるスマッシュヒットとなった。

 「ディレクターからは思い切り洋楽っぽく書いてほしいというオファーでした。だから、英語の詞がはまるぐらいの思いで書いたんです。三浦徳子さんの歌詞もはまりましたね」

 しかし、仕上がりは自身の思いとは違うところに落ち着いたという。

 「いざ歌入れという段階で、彼女はジャズをやっていたという割には、声質が結構濡れているんですよ。容姿もキュートなんだけど、どこか大人っぽいところもある。それがあの曲にはまったんでしょうね」

 しかし「自分としては洋楽的に書いたつもりなのに、どちらかというと歌謡曲のような王道に引っ張られた感じになったんです」と振り返る。

 その対極にある曲が、同じ年にヒットした竹内まりやの「SEPTEMBER(セプテンバー)」だというのだ。この曲もオリコンチャートで39位のスマッシュヒット。竹内はこの曲で、第21回日本レコード大賞の新人賞に輝いている。

 「『真夜中のドア』とほぼ同時にできた曲なんですが、まったく違う作り方をしているんです。こちらは、シンプルで分かりやすいメロディーを書いてほしいと発注されたんです」

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