記事詳細

“僧侶で芸人”甘味けんじ、チャリティーライブにかける思い

 住職姿の漫談師、甘味けんじ(本名・伊集院弘仁)さんが10月7日、東京都品川区の総合区民会館「きゅりあん」で、抱腹絶倒の「甘味けんじライブチャリティー」を開催する。甘味さんは正真正銘の真言宗の僧侶だが、お笑いの舞台では「皆の宗」宗祖として、時には辛口で世相をぶった切っている。

 沖永良部島(鹿児島県)出身の甘味さんは、18歳でコメディアンを目指して上京。1975年に「Wけんじ」の東けんじに弟子入り後、78年にデビュー。83年には「ザ・テレビ演芸」(テレビ朝日系)で18代チャンピオンの栄冠に輝いた。

 2012年、広島県呉市の真言宗呉成田山不動明王院で僧籍を取得(僧名・伊集院延弘)。寄席に加え、高齢者施設や刑務所の慰問をする一方で、「江戸一万来館」(東京都足立区)で毎月、「万来寄席」をプロデュースし、若手の育成にも力を入れている。

 10月7日のライブはチャリティーを銘打っているが「関西や北海道など各地で起こった天災を“皆の宗”の宗祖としてほっとくことはできません。被災者の方々に少しでも役立てればと思ってます。サプライズゲストも用意してますので、ぜひ来てくださいね」。

 売り上げの一部を義援金にする予定。頼まれれば、読経にも応じるそうだ。「時代の流れでしょうか。孤独死する芸人仲間のために、何度か読経をあげました。お布施ですか? 交通費と飲み代で十分ですよ(笑い)」

 甘味さんが導く極楽の世界は、笑いで皆を救ってくれるに違いない。(津島賢一)

関連ニュース