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【シネマパラダイス】大阪で活動するゲイの弁護士カップルに迫る 「愛と法 OF LOVE&LOW」

 ヨーロッパで活動してきた戸田ひかるが大阪でドキュメンタリー映画を監督した。迫るのは大阪で活動するゲイの弁護士カップル、南和行と吉田昌史。社会的弱者の相談や依頼を引き受け、支える2人の日常と仕事を描く。上映時間94分。29日公開。

 大阪の下町で〈なんもり法律事務所〉を営むカズこと南和行と、フミこと吉田昌史はともに弁護士で、私生活でもパートナーだ。カズは講演会や勉強会をひらき、学生時代に父を亡くしたフミは理屈っぽい。彼らは無戸籍者やセクシュアル・マイノリティーの問題をはじめ、猥褻かどうかが問われているろくでなし子の「デコまん」裁判にも関わる。ある日、彼らの家に居場所をなくした少年カズマが住みつく…。

 【ホンネ】弁護士というと敷居が高いと思いがちだが、カズとフミには「相談したい」雰囲気がある。いつモメ事の当事者になるかわからない時代だからこそ、彼らのような弁護士が必要。ユーモアを交えて軽やかに描いているのがいい。(映画評論家・おかむら良)★★★★

 ★5つで満点

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