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【サザンオールスターズ40周年への轍】1978年 “突然変異”な存在がテレビを占拠 (1/3ページ)

★第1回

 千葉県の成田市に新東京国際空港が開港、「普通の女の子になりたい」と、キャンディーズが東京・後楽園球場で引退コンサートを行い、英国では人類史上初の「試験管ベビー」が誕生した1978年…。

 それまでの音楽界の常識を覆すような型破りなバンドが衝撃的なデビューを飾る。それが、桑田佳祐率いるサザンオールスターズだった。今や“国民的人気バンド”と言えば、彼らをおいてほかにはいないだろう。

 だが、スタート地点の70年代後半の音楽シーンにあって、彼らは何か突然変異的な、異端の存在として一線に躍り出てきたのだった。

 デビューから、さらに数年前に遡ってみる。

 青山学院大学の音楽サークル「ベターデイズ」のメンバーだった桑田を中心に結成されたバンドを前身として、メンバーの入れ替わりとともにバンド名も変遷。「ピストン桑田とシリンダーズ」「脳卒中」などを経て、「サザンオールスターズ」に落ち着いたのは75年のことだった。

 77年の夏、ヤマハが主催するアマチュアロックコンテスト「イースト・ウエスト」決勝に出場、桑田は「ベストヴォーカル賞」を受賞する。これをきっかけとして、サザンオールスターズは78年6月25日、「勝手にシンドバッド」でメジャーデビューを果たした。

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