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【シネマパラダイス】お茶を通して成長していくヒロインに黒木華 樹木さんのユーモアに改めて感嘆「日日是好日」

 茶道教室に通う25年をつづった森下典子の同名人気エッセーを「さよなら渓谷」の大森立嗣監督が映画化。お茶を通して成長していくヒロインをユーモラスに活写する。13日公開。1時間40分。

 真面目な大学生の典子(黒木華)は母親の勧めで従姉妹の美智子(多部未華子)と茶道教室に通うことに。ただ者でないと噂される武田先生(樹木希林)のもと、2人は決まりごとだらけの所作に目を白黒させながら、お茶の世界に足を踏み入れる。時が過ぎ、44歳になった典子は、人生の重大事に直面する。

 【ホンネ】初々しい20歳から、人生の酸いも甘いも多少知った44歳までを黒木が自然な変化で見事に体現。先日逝去した樹木のユーモアあふれる滋味深さに改めて感嘆! 四季を映す映像や武田先生の教えが心にスウっと入り、五感が鋭くなる歓びも。大森監督の新境地に快哉。(映画評論家・折田千鶴子)★★★★

 ★5つで満点

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